歯とアルコールについて
歯周病の発症、進行に関係があると言われている生活習慣の危険因子の代表は
肥満、喫煙(タバコ)、飲酒と言われています。
その中でも肥満や喫煙はよく世間でも言われているので、皆さんもなんとなくわかりやすいかと思います。
歯周病がお酒とどのような関係あるのか調べてみました。
お酒を飲むと、顔があかくなり頻脈と動悸が起こり、ときに頭痛、発汗、めまい、眠気などが起こります。
これはアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドの毒性によるものです
アセトアルデヒドの分解能力が低い人はこのような症状がでやすいのです
この分解能力は分解を助ける酵素の活性の高低により決まります
分解酵素の1つにALDH2という活性酵素には個人差が非常に大きいこと、酵素活性は遺伝的にきまっていることが分かっています
この酵素には3タイプあり、お酒に強い活性型、すぐ顔が赤くなる不活性型、
そしてアルコールを受け付けない失活型があります。
日本人では活性型56%、不活性型40%、失活型4%といわれています
ある調査によると、不活性型の人は歯周病リスクが4.28倍も高くなるといわれています
失活型の人はもともとお酒を飲まないのでリスクには換算しません
まとめると、お酒を飲んで顔が赤くなる人は飲酒習慣を改善することによって歯周病のリスクを一つへらせることがわかります。
飲酒、喫煙をひかえて運動をすることによって全身だけではなく口腔内の問題も解決できるのです!!
皆さんも生活習慣を一度見直してみてくださいね⭐️