歯科専売品歯磨剤と市販歯磨き粉何が違うの?
皆さんなんとなく手に取って使っている歯磨き粉=歯磨剤
「フッ素」が歯質強化や再石灰化促進や虫歯菌の出す酸の産生を抑制することはご存知かと思います。
市販の歯磨剤にもこのフッ素が含まれているものがほとんどです。 フッ素濃度に関しては2017.3月に日本で含められるフッ化物配合歯磨剤の濃度は1450ppmまでと上がりました。(今までは950ppmまでが上限でした)
市販歯磨剤も最近販売されている濃度は1450ppmのものが多くなってきました。
では違いはなんなのか。。
市販歯磨剤も決して悪いものではありませんし、薬用成分も含まれているものも多いですが
・発泡剤という泡が出る成分(シャンプー等にも含まれています)が多く含有されており、口腔内が泡で見えなくなり正しく歯ブラシが当てられているか確認が難しい。また泡が広がるので綺麗に磨けた気分になってしまう。
・味が強く、刺激が強いので早く口から出したいので丁寧な歯磨きができなくなってしまう。
・研磨剤粒子が大きいと歯面に傷がついてしまいそれが原因で着色(ステイン)やプラークが付きやすくなる。また研磨剤の含有量が多い。
などがあげられます。
専売品に関しては低発泡・低香味・低研磨であり、お口の中の健康を守るプロである歯科衛生士が患者様のお口に合うものを『処方』することが重要ということです。
お口の中も変化しますので一生同じではありません。 今、現在アプローチしたいターゲットを絞り生活背景や性格など多角的にみて一人ひとりに合ったものを「プロ」が処方することこそが専売品と市販歯磨剤の違いになってきます。
歯医者にいらした時はぜひ相談されてください!!