骨粗鬆症の人は歯周病になりやすい?
こんにちは。
神田駅前歯科クリニックです!
今日は骨粗鬆症と歯周病についてお話させていただきます。
歯周病にかかると、歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こして、歯を支えている骨を溶かしてしまいます。
これを「歯槽骨の吸収」といいます。
体の骨と歯槽骨の関係を調べた研究の大部分では、体の骨密度と歯槽骨の吸収の程度には関係があるという結果でした。
例えば、骨粗鬆症の人たちと正常な骨密度の人たちを三年間観察したところ、
骨粗鬆症の人たちのほうが歯槽骨の吸収が多かったとの報告があります。
お口の中に歯周病菌がいるかどうかは、歯周病が進むかどうかの強力な要因ですが、その要因や年齢が同じくらいの人同士で比べると、体の骨密度が低い人の方が、歯槽骨の吸収が進みやすいと言えそうです。
骨粗鬆症を予防するためにも、カルシウムは乳製品や大豆製品、小魚、緑黄色野菜、海藻などに多く摂り、
適度な運動も骨の血流を良くし骨を作る細胞の働きを活発にするので、毎日楽しみながら体を動かしたいですね。