自費のクリーニングについて
こんにちは。神田駅前歯科クリニックです。
歯のクリーニング(PMTC)と予防歯科
自宅で行う歯磨きで落ちる汚れはたったの6割と言われております。
お口の中に残った4割の汚れは、食後4~8時間で歯垢となりそのまま歯にくっついていると、食後48時間からバイオフィルムと呼ばれる細菌のバリアを作り歯石となってがっちりと歯に固着します。これがじょじょに蓄積されていき、口臭や歯周病の原因となるのです。
このような頑固な汚れを「歯医者さんでキレイにお掃除するのこと」をPMTC(ピーエムティーシー)と言います。このPMTCは、”Professional Mechanical Tooth Cleaning”の頭文字を取った言葉で日本語では「プロによる専用の道具を使った歯のお掃除」という意味です。
当歯科医院では、お口の健康管理のプロフェッショナルである国家資格のある歯科衛生士が時間をかけて丁寧にクリーニングを行います。
PMTCの5つの効果と除去できる汚れ
PMTCでは、超音波スケーラーや数種類のラバーカップなど、さまざまな道具やペーストを使用することで以下のような汚れを綺麗に除去します。
- 歯垢(プラーク):食後4~8時間でできる細菌の塊
- 歯石やバイオフィルム:歯垢が2日ほど放置されて固まったもの
- 着色汚れ(ステイン):コーヒーや紅茶、ワインなどの色素が沈着したもの
- ヤニ汚れ:喫煙(タバコ)によるヤニ
これらの汚れをくまなくクリーニングすることで得られる効果は主に5つです。
PMTCの効果①:虫歯予防
歯磨きでは落とせなかった食べカスや汚れに細菌が増殖することで歯垢(プラーク)となります。さらに、歯垢はバイオフィルムという細菌の膜を作り歯磨きでは落とすことができなくなります。歯医者によるクリーニングでは、これらをを取り除くことができるため虫歯を防ぐ効果があります。
PMTCの効果②:口臭改善
口臭の主な原因は、虫歯の原因である歯垢が発酵し臭いガスを発するためです。歯垢を隅々まで丁寧に取り除くことで口臭の予防/改善に効果があります。
PMTCの効果③:歯周病予防/改善
歯と歯茎の間にある歯周ポケットは、歯垢や歯石が溜まりやすく歯ブラシも届きにくい場所です。歯周ポケットの歯垢や歯石を除去することで歯周病の予防・改善の効果があります。
PMTCの効果④:歯の白さとツヤを取り戻す
タバコのヤニ汚れやコーヒー・紅茶やワインなどの着色汚れを取り除き、本来の歯の白さに戻します。さらに、数種類のペーストやジェルを使用して丁寧に歯の表面を研磨することで、歯の表面に綺麗なツヤが出ます。
PMTCの効果⑤:歯質を強化する
仕上げにフッ素を塗布することで、歯の再石灰化を促進する効果があります。歯の表面を丁寧にお掃除してから、フッ素を塗ることでより効果的に歯質を強化できます。
保険適用と自費診療のクリーニングの違い
歯のクリーニングには、保険診療と自由診療(自費)の2種類のクリーニングがあります。これらの違いは、何の目的で歯をクリーニングするのか?というところにあります。
- 治療目的なら保険適用クリーニング
- 予防や審美目的なら自由診療クリーニング(PMTC)
歯のクリーニング(PMTC)の料金
歯科衛生士が専用の器械を使用して、上下すべての歯を磨き上げます。料金は11,000円(税込)です。
よくある質問
タバコのヤニ取りはできますか?
喫煙によるヤニ汚れも歯のクリーニングで綺麗に落とすことができます。
ホワイトニングとクリーニングは何が違うの?
歯のクリーニングは歯の表面に付いて歯石や茶シブ、タバコのヤニなどによって付いた汚れを落として、綺麗に研磨をすることです。
ホワイトニングは、歯の表面の汚れを落とすだけでなく、歯の表面に薬剤を塗って歯の内側に染み込んだ着色を漂白することです。
健康でキレイな歯を維持するために
近年、仕上がりの良さや通院回数の少なさなどのメリットから、自費診療の歯のクリーニング(PMTC)を選ぶ人は、増える傾向にあります。
この機会に是非一度、神田駅前歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。