ブログ|神田駅・新日本橋駅で歯科をお探しの方は
神田駅前歯科クリニックまで

  • 03-3272-0707
  • メニュー

電動歯ブラシと歯ブラシどっちがいいの?

こんにちは。神田駅前歯科クリニックです。

皆さんは電動歯ブラシと手用歯ブラシどちらを使われていますか?

最近では、電動歯ブラシの種類が増え、薬局でも手軽に買えるようになってきましたね。

今回は「普通の歯ブラシ」と「電動歯ブラシ」どちらかが良いのかをお話しします。

歯ブラシと電動歯ブラシの違い

電動歯ブラシといっても3種類あります。

「音波歯ブラシ」「超音波歯ブラシ」「電動歯ブラシ(高速回転タイプ)」の3つに分けられます。

音波ブラシは1分間に2万〜4万回の振動によって歯を磨きます。

超音波歯ブラシは更に振動数の多い、1分間に120万回以上の超音波を利用した歯ブラシです。

電動歯ブラシ(高速回転タイプ)は1分間に3千〜7千回という高速で左右反転する電動歯ブラシです。

それぞれのメリット・デメリットを元に比較をしていきましょう。

電動歯ブラシのメリット・デメリット

<メリット>

①正しく磨ければ、短時間で汚れが落とせる

電動歯ブラシは、手で動かす歯ブラシよりも圧倒的に清掃効率が良いです。
歯に振動を与えて汚れを落としてくれるので、歯面に正しくブラシが当たっていれば、短時間で歯垢(プラーク)を除去できます。

②年齢を問わず、簡単に歯垢が落とせる

電動歯ブラシは機械的に振動してくれるため、正しく歯面に当てられていれば誰でも簡単に歯垢(プラーク)を落とすことができます。
特にご高齢の方・手の不自由な方などは歯ブラシを握る力が弱くても、比較的ラクに歯磨きができるので、おすすめです。

③疲れない

手で動かす歯ブラシは、汚れを落とすためによくこすらなければなりません。
しかし、電動歯ブラシは勝手に振動してくれるため持つ手をスライドすれば、機械的に汚れを落としてくれます。

<デメリット>

①歯や歯肉を傷つけやすい

ブラシを当てる位置や力加減を誤ると、一般的な歯ブラシよりも傷つけやすいです。そのため、歯肉に炎症のある方歯肉が下がりやすいデリケートな方、歯のしみやすい方などは、当て方に気をつける必要があります。

②比較的高価

電動歯ブラシは一般的な歯ブラシと比べると、高価です。
また、使用には電力や電池が必要なため維持費もかかります。

③磨き残しに気付きづらい

電動歯ブラシは高速で振動するため、一般的な歯磨き粉を使うと泡だらけになりやすいです
実際にはあまり汚れが落ちていなくても、磨けたような気になってしまうのも電動歯ブラシの特徴として多いです。
 また奥歯の細かい部分歯並びの凹凸のある方などは、テクニックを必要とするため、手用歯ブラシのほうが汚れが多く取れることもあります。

「手磨き用歯ブラシ」のメリット・デメリット

<メリット>

①どこでも手に入りやすく、電動歯ブラシに比べて安価

電動歯ブラシに比べて安価に手に入るのも、手用歯ブラシのメリットです。
定期的に交換しやすいため、衛生的にも良いです。

②年齢やお口の状態に合わせて、目的別に自分に合ったものが選べる

手用の歯ブラシは、ヘッドの大きさや形、毛の柔らかさまで様々な種類があります。
年齢や歯肉の状態、歯並び等
によって自分に合った歯ブラシを選択できるのが手用歯ブラシの大きなメリットです。

③微妙な力加減や、動作のコントロールができる

電動歯ブラシに比べて、力加減や当て方をコントロールしやすいため、歯や歯肉を傷つけにくいです。
細かい部分を磨く場合などは、手用歯ブラシのほうが操作がしやすく汚れが落ちやすいです。

<デメリット>

①電動歯ブラシに比べると、歯ブラシに時間がかかる

手用歯ブラシは自分で動かす必要があるため、電動歯ブラシに比べてしっかりと磨き上げようとすると、時間がかかります

②力加減を意識する必要がある

手用歯ブラシは電動と違って自分で動かす必要があるため、力加減やストロークの大きさを意識する必要があります。
電動歯ブラシと同じで、力がかかりすぎると歯肉や歯を傷つけてしまう原因になります。

③キレイに磨くには、技術が必要

手用歯ブラシも正しい当て方や動かし方をしないと、何度磨いても磨き残しが出てきてしまいます。

そのため、電動歯ブラシがおすすめ!普通の歯ブラシがおすすめ!とは断言できません。

電動歯ブラシでも上手く操作出来ていないと汚れは残ります。

普通の歯ブラシでも上手く出来ていれば綺麗に汚れを落とすことができます。

結論 どちらがいいのか?

 電動歯ブラシと手用歯ブラシ、どちらが合うのかは「年齢・お口の中の状態・使い方」などによって変わってきます。そのため、こっちの方がおすすめとは断言できません
電動歯ブラシでもうまく操作できていなければ汚れは残りますし、手用歯ブラシでも上手に操作できていればしっかりと汚れを落とすことができます。

また、どちらにも共通していることは「歯と歯のすき間の汚れは落とせない」ことです。
そのため、どちらを使用していてもデンタルフロスの併用は必須といえます。

当院では、汚れを染め出して歯ブラシ指導も行っているので分からないことがあれば遠慮なくお聞きください。