虫歯を放置したら
こんにちは!神田駅前歯科クリニックです。虫歯を放置してしまったらどうなる
かご存知ですか?
虫歯を治療しないままの人は、3人に1人いると言われています。
放置してしまったらどうなるかお話しいたします。
まずは虫歯について簡単にご説明します。
虫歯とは、虫歯の原因菌が、食物の糖分を餌にして作りだした酸によって、歯が
溶けた状態のことを言います。
歯の表面の硬い組織であるエナメル質を少しずつ溶かして、内側に向かって進行
していきます。
治療を行わないままだと進行は止まることがありません。
最終的には歯の中心にある神経(歯髄)まで到達してしまいます。
この間は、歯がしみる、噛むと痛い、何もしなくてもズキズキ痛い…と変化していきます。
神経まで虫歯が到達して、神経が死んでしまうと一旦痛みは治まります。
痛みが治まると歯医者に行く気が無くなってしまう人もいますよね。
この状態をさらに放置すると歯の奥で化膿して膿ができます。
膿は根っこの先端に溜まっていきます。
膿が溜まると歯を支えている周囲の骨を溶かしていきます。
顎の骨を突き破って歯ぐきから膿が出てくることがあります。
顔から膿が出ることも…
「外歯瘻 画像」で検索すると症例写真がいろいろ出てきます。ご覧になる場合
は注意が必要です
さらに放置すると、増殖した細菌はいろんなところに飛び散ります。
皮膚の下に入り込めば「蜂窩織炎」という病気になります。
この病気になると30%の方が亡くなるそうです。
細菌が血流に乗って心臓まで到達すれば「心内膜炎」という病気になる可能性が
あります。
こちらも死亡率が20%前後になります。
膿が大きくなりすぎて気道を塞ぎ窒息死する症例も過去にはありました。
たかが虫歯で、と侮ってはいけないということです。
死亡する例はごく少数ですが、重度になればなるほど治療回数も期間も費用も膨
れ上がります。
【大切なポイント】
・虫歯があったらすぐに治療を受ける。
・小さいうちに治療ができるように定期検診を受ける。
すべての健康はお口から始まります。
お口の中で気になることがありましたらお気軽にお問い合わせください。